バタフライ・エフェクト9月1日より販売開始

9月1日より、大西京扇堂さんと様々なジャンルの作家のコラボにより 扇子をキャンバスにしたアートプロジェクト Butterfly Effect (バタフライ・エフェクト)がついに、販売を開始します! このプロジェクトに、私も作家の一人として参加させていただきました。 ※9月1日より販売開始のため、それまでは販売終了の表記になっています。 ■大西京扇堂さんとは 天保年間(1830年~1843年)から続く京都の老舗扇子店 古き良き伝統を生かしながらも新しい文化を取り入れ、扇子の持つ可能性を幅広く展開されています。 実はこのプロジェクトが始まったのは、世界がコロナ禍になる前でした。 沢山の方の想いを乗せ満を時して、この日を迎えられると思うと感慨深いです。 プロジェクトの扇子は2パターンあり、 どちらもこのプロジェクトのためだけに描かせて頂いた作品となります。 まず、1つ目は、 ▼世界で一本の手描き扇子 まだ紙の状態の用紙に描き、職人さんへバトンタッチ。扇子の骨組みから選ばせて頂き、職人さんによる 手作業で仕立てて頂いた本当の一点もの扇子。
虹色 -NIJIIRO-
【虹色 -NIJIIRO-】 墨で描いた作品 大きな花は自由の象徴で溢れ出る白と黒の世界に虹色を見つけて そして、2つ目は ▼数量限定のシリアルナンバー入り扇子 3種類のデザインはこのプロジェクトの為だけに構想し、描かせて頂きました。 この3種類の扇子の表と裏には、それぞれ別の絵が描いてあります。 実は、その柄がそれぞれのお話になっており、3本で1つにつながる物語を描かせて頂きました。 扇子を仰ぐとザクロが揺れて、鯉が泳いでいるような光景が現れます。 風を仰いだ分だけ、ご自身の手の中でこの物語を進めていってください。 その物語というのが、こちらです。 ザクロと錦鯉を眺めているうちに、 きっと私たちが知らないだけで、こんな事もあるのだろうと湧いてきたお話です。

『題名:月下柘榴』

金魚と鯉-KINGYOTOKOI-
金魚と鯉-KINGYOTOKOI-

壱【金魚と鯉-KINGYOTOKOI-】 蝶々は教えてれた 初夏にはザクロの花が咲くらしい 満月の夜に花を落とすザクロは甘くて、艶っぽくて、だけども毒で だから大人になるまで見つけても触ったらいけないよ

月下石榴-GEKKAZAKURO-
月下石榴-GEKKAZAKURO-

弐【月下石榴-GEKKAZAKURO-】 初夏に咲いた赤い花が 水面に落ちたその日は満月で 夜を泳ぎ始めた錦鯉は水面の紅い花を追いかけていった

錦鯉 -NISHIKIGOI-
錦鯉 -NISHIKIGOI-

参【錦鯉 -NISHIKIGOI-】 そして季節は変わり 実りの秋を迎えた満月の日には 水面へ落ちた同じ紅色の楓に 初夏の紅いあの花を思い出して 錦鯉たちは夜の中をゆったりと游ぎ出した

水の中での物語 私達は知らないそんな夜があっても、いいんじゃないかな。 ▼ご紹介させて頂いた扇子は、下記サイトで9月1日よりご購入頂けます。 ■大西京扇堂 ・バタフライエフェクト http://www.onishi-kyosendo.jp/be/  

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